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相続のお話

皆さんいかがお過ごしでしょうか?
大分、朝夕が涼しくなり過ごしやすい日が多くなりましたね。
先月は八王子の里山に栗拾いに行き、その日の夕飯は栗ご飯を満喫しました。
さて下記は大変シンプルな相続事案で、相続人がお一人でお母様が元気なうちに自宅等の財産をすべて整理し相続に臨まれた事案です。

先日、ある弁護士の先生から相続税案件のお仕事をいただきました。
亡くなられたのはお母様(82歳)で、相続人は息子さん(55歳)御一人ということでした(お父様は30年以上前に他界され、お子さんは息子さん御一人)。
相続財産も預貯金及び生命保険金のみという非常にシンプルなものでした。10年ほど前に脳梗塞でお母様が倒れられて、その後回復をしたもののお一人でご自宅で住むことに怖さを感じ、ケア付きの有料老人ホームに入居されたとのことでした。この入居時の時点では認知症等の症状はなかったため、ご自宅の不動産及び上場株式等の金融資産すべてを換価して有料老人ホーム費用及び医療費に充当されていたということでした。

どうしてもご自宅に長く住まわれていると愛着がわき、中々売却という決断にまで至らないというケースが多いのが実情です。息子さんの将来を見越した決断力及び決断の速さに感銘を受けました。
この決断力及び決断の速さというものが、相続を無事完了させる大きな要因であると改めて認識した案件でした。

以上

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